

WEBライターにもSEOの知識は必要なの?
SEOライティングの方法は?
という疑問にお答えします!
SEOは、ブロガーやWEBライターにとって絶対に押さえておきたいポイントです。
SEOの知識があれば、”文章の書き方”や”書く順番”が分かるようになり、文章の質が上がること間違いなしです!
ライターを始めたばかりの方や、SEOについて勉強したいという方は参考にしてください!
【この記事がおすすめな人】
・SEOについて知りたい人
・SEOの知識がライティングに必要な理由がわからない人
・SEOライティングの書き方が知りたい人
目次
- SEOライティングとは
- WEBライターにSEOの知識が必要な理由
- SEOライティングの流れ
- まとめ
SEOライティングとは
『SEO』とは、「Search Engine Optimization」の略称です。
直訳すると「検索エンジン最適化」となります。
SEOは言葉の通り、無数にある記事の中でキーワードに適した記事が上位に表示される機能のことです。
また、SEOライティングとは、執筆した記事を検索の上位に表示させる技術のことを指します。
例えば、「シャンプーおすすめ」と検索すると次のようになります。

みなさんは検索したときにどの記事を見ますか?
おそらく1番上に表示される赤枠の記事から読み始めるのではないでしょうか。
実際に読まれるのは上位の記事で、順位が下がれば下がるほどクリックされなくなります。
記事は読者に届いてこそ意味があるため、ただ記事を書くのではなく、上位に表示される記事を書くことが重要だということが分かると思います。
検索順位の決まり方
では、検索の順位はどのように決まるのでしょうか?
実際のところ、それは誰にもわかりません。
また、日々Googleのアルゴリズムが調整されているため、その度に検索順位が入れ替わることがあります。
しかしそれでは、「何を書けばいいの?」と思いますよね。
先ほども述べた通り明確な答えはありませんが、1つの指針として、
「Googleが掲げる10の事実」を指標にすることをおすすめします。
”Googleが掲げる10の事実”
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
引用‐Googleが掲げる10の事実‐
10項目全て大切ですが、WEBライターにとって最も重要なのは、1番はじめに書いてある、
「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみんな後からついてくる」
という部分です。
読者はどんな人なのか?
どんなことを知りたいのか?
記事を読むことでどんなメリットが得られるのか?
基本的なことですが、これらの読者のニーズに応えられる記事が評価され上位に表示される可能性が高くなります。
SEOの本質は「ユーザーニーズを満たすこと」
ユーザーのニーズに応える記事を書くことがSEOの対策になることを紹介しました。
では、具体的にどのような記事がユーザーニーズを満たすかというと、以下のような記事になります。
- 読者にとって有益な内容が含まれる
- 内容が分かりやすい
- 信頼できる情報である
上記を満たす記事は、ユーザーから信頼を得られ、検索の順位が上がっていく可能性が高いです。
ユーザーが何を求めているのか?
どんな不満を抱えているのか?
ユーザーニーズをどれだけ正確に捉えられるかが重要なポイントになります。
WEBライターにSEOの知識が必要な理由
次に、WEBライターにSEOが必要な理由を紹介します。
それはズバリ、
「仕事の幅」が変わるからです。
もっと簡単に言うと「収入」が変わります。
大前提として、ライティングを依頼するクライアントは、多くの人に読まれる記事を書いて欲しいと思っています。
SEOライティングができるライターとできないライターでは、当然、できるライターに仕事を依頼するでしょう。
また、SEOを理解していると、記事作成だけでなく、文章の構成やキーワード選定の部分から任せてもらえるようにもなります。
つまり、できるライターに任せることで、クライアントの負担が減るので、収入を上げることができるのです。
多くの読者に読まれ、クライアントから感謝され、収入も上げられるライターになるためには、
SEOの知識を身に付け記事に落とし込めるようになることが重要です。
SEOライティングの流れ
それでは、SEOライティングの流れとポイントを紹介します。
SEOライティングの流れは次の5ステップです。
【SEOライティングの流れ】
- キーワードの調査
- 上位記事の確認
- 魅力的なタイトルを作成
- 骨子作成
- 執筆
この5ステップはあくまで私の手順なので、自分の型がある人は見比べてみてください!
それぞれの項目で意識しているポイントも紹介します。
①キーワードの調査
まず、案件を受けたときに渡される”キーワードを渡されると思います。
その時にまずして欲しいことがあります。
それが以下の2点です。
Ⅰ.このキーワードを調べる人はどんな人なのか想像すること
Ⅱ.クライアントは、記事を読んだ読者にどうして欲しいのかを想像すること
ライターは突き詰めると、
「読者ニーズ」と「クライアントニーズ」に応えることが目的です。
読者ニーズを満たすことがクライアントニーズを満たすことに繋がることが多いですが、はじめは両者のニーズを分けて考えてみましょう。
ここでは具体的に、読者ニーズを調べる方法について2つ紹介します。
①.キーワードの上位記事のタイトルから推測
キーワードの調査をするときのテクニックとして、上位記事のタイトルから推測する方法があります。
例えば、『英語学習 おすすめ』と検索すると以下のように表示されます。

写真のように、「学習サイト」や「英会話アプリ」といったワードが上位記事をに表示されています。
これは、『英語学習 おすすめ』と検索する人の多くが、「英会話アプリ」や「英語学習サイト」を探している可能性が高いことを意味します。
そのため、「英語学習に有益な参考書」を紹介しようとしても、上位に表示される可能性は低くなります。
その場合は、「英語学習 参考書」や「英語学習 おすすめ 参考書」のように、キーワードを変えたり、足したりすることが必要です。
②.サジェストキーワードから推測
キーワードの調査をするときのテクニックとして、サジェストキーワードを調べるというものがあります。
サジェストキーワードとは、指定されたキーワードと一緒に使われやすいキーワードのことです。
『英語学習 おすすめ』の場合は、以下のように表示されます。

『英語学習 おすすめ』で検索するときの検索欄には、写真のようなワードが表示されました。
特に、赤枠で囲った部分が重要です。
『社会人』『大人』から、『英語学習 おすすめ』を検索する人は「社会人や大人」が多いことが読み取れます。
つまり、『英語学習 おすすめ』のキーワードで書くときは、「学生ではなく、大人がメリットを感じる文章」にすることが重要になります。
まとめると、「上位記事のタイトル」「サジェストキーワード」から、
『大人が英語学習をするときにおすすめのアプリ・サイト』について書くことが、上位の記事を書く上で必要であることが推測できるのです。
②上位記事の確認
次にすることは、キーワード検索で出てきた上位記事を確認することです。
上位記事を確認する理由は、上位記事が読者ニーズを満たした記事である可能性が高いからです。
『検索順位の決まり方』で記載した通り、検索の上位に表示させるためには、ユーザーニーズに応える必要があります。
つまり、今の検索順位は、Googleが「ユーザーに有益」だと判断している順位になります。
そのため、検索上位に含まれている要素は、上位記事に表示させるために必要である可能性が高いのです。
では、具体的に何を見るのかというと、以下の部分を確認してください。
- 見出し
- タイトル
- リード文
中でも一番重要なのは『見出し』です。
以下で見出しの確認の仕方を紹介します。
(※検索順位3位~5位は、企業のページや、YouTubeの紹介だったため省略しています)



上で紹介した3記事の共通点を見ていただくと、『黄色』で囲った部分はアプリやサイトの紹介、『水色』で囲った部分は勉強法について紹介をしていることが分かると思います。
記事内容やおすすめのアプリに違いはあるかもしれませんが、「アプリの紹介」と「勉強法」は共通して記事に盛り込まれています。
つまり何が言いたいかというと、
『英語学習 おすすめ』を検索する人には、「アプリの紹介」と「勉強法」の内容が知りたいというニーズがあり、この2つの内容を記事に入れることが検索順位を上げるためみ必要だということです。
本来は上位10記事程度は目を通していただきたいですが、ここでは省略します。
ここまでで、『キーワードを検索する人』『どんなニーズがあるのか』という2点が具体的になってきました。
これより下は、この情報を基に記事作成に移っていきます。
③魅力的なタイトルを作成
はじめにお伝えすると、タイトルはかなり重要です。
タイトルで検索順位が変わるといっても過言ではありません。
そのことを踏まえて、以下のことを意識して作成しましょう。
- 読者が気になる魅力的なタイトルにする
- タイトルは30文字前後まで使う
- キーワードはできるだけタイトルのはじめに入れる
キーワード検索から記事に辿り着く読者は、タイトルを見て読むか判断します。
どれだけいい内容でもタイトルが興味を引くものでなければ、記事をクリックしてくれません。
そのため、魅力的なタイトルにすることと、何について書いてあるのかしっかりとわかるタイトルをつける必要があります。

『英語学習 おすすめ』で確認すると、
- 無料
- ランキング
- ○○選
といったタイトルが注目を集めやすいことが分かります。
さらに深く学びたい人は「コピーライティング」の本などで学習すると良いでしょう。
④骨子作成
タイトルの次は、見出しを決めていきます。
見出しは論理構成を意識して作りましょう。
具体亭には、ピラミッド構成を意識するとわかりやすい文章になります。

メインメッセージ(タイトル)を複数の大見出し(H2)で根拠づけ、さらにそれそれの大見出し(H2)を中見出し(H3)で根拠づけをしていきます。
このようにすることでわかりやすい文章になります。
また、可能であれば大見出し(H2)にキーワードを入れるようにすると、SEOの効果が期待できます。
⑤執筆
ここまでくるとあとは、それぞれの見出しについて文章を書いていく作業になります。
キーワードを受け取ってから調べたことや、自分の経験を記事に落とし込んでください。
文章にするときに意識して欲しいことは、分かりやすい文章にすることです。
よく使われるライティング技術にPREP法というものがあるので経験が少ない方は意識してみてください。
具体的にどのように書くのかというと、
【PREP法】
「結論」➡「理由」➡「具体例」➡「結論」
この順番で書くとわかりやすく、伝わりやすい文章になります。
まとめ
SEOは、記事を検索上位に表示させる技術のことで、そのためには読者ニーズを満たした文章を書くことが大切だと述べてきました。
ライティングの手順は以下の通りです。
- キーワードの調査
- 上位記事の確認
- 魅力的なタイトルを作成
- 骨子作成
- 執筆
SEOを理解し、ライティングに活かせるようになると、WEBライターをして大きくスケールできる可能性があります。
今までSEOについて意識してこなかった人も、少しずつ意識して書くとできるようになるので、初めての方は上記で紹介した方法を試してみてください。